癒し

2003年5月3日
彼はなんだかすごく弱っているみたいで、夜中に「助けて」ってメールが来た。電話で話していたんだけど、酔っているせいもあって泣いているようだったので、お部屋に駆けつけた。こんなときはとにかく話を聞いて、肯定してあげるしかないと思い、ひたすら肯いていた。
「頑張れ」と叱咤激励していいのは、相手が元気なときだけだ。
普段とてもしっかりしている彼がぽろぽろ涙を流す姿に、切なくなってしまった。話を聞いていて、彼が抱えているものや、寂しさを受け止めなきゃいけないと思った。
この時だけは、彼のママにならなきゃいけないと思っていた。
きっと、「誰でもいいからそばにいて欲しい」ときは皆あると思う。
でも、その「誰でもいい」は決して誰でもいいわけじゃなくて、そのとき呼び出す人は、ある程度心を許していて心地よい人だと思う。
だから、私は彼が私を思い出してくれたことが嬉しかったし、彼を支えたいと思った。
彼が眠ったら帰ろうと思ったけれど「寝ると帰っちゃうから寝ない」と駄々をこねるのでとりあえず泊まる。
思わず自分の気持ちを打明けてしまったけれど、今の彼にはそんな余裕はないみたいだった。ちゃんと答えられないというのが、彼の答えのような気がした。
でも私は、彼が本当に心の元気を取り戻すまで、リハビリをしようと思う。
別に、見返りを求めているわけではなく、彼が元気な姿がみたいから。
彼の笑顔で、私も何度も救われたから。
親友には「都合のいい女」になって私が傷つくのじゃないかと心配されたけど。
あの状況で一線を越えなかったのは彼の優しさだと思うから、わざと人を利用するなんて事はできない人だと思う。結果的にそうなるのなら、それでもいいやと思う。



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