褒められた!?

2003年4月26日
今日は仕事で受け持っている研修の中の坐禅のプログラムが行われた。
受講生は体験ということで、25分×二回坐る。
「人生を考える」のがテーマの研修なので、坐禅の前に臨済宗の高名な老師からのお話と指導がある。

私は事務局側だが、坐禅だけ参加させてもらった。
(なんせ、坐禅だし。)
私は曹洞宗で得度したけど、臨済宗も禅宗で、宗旨としては近いといえる。
ただ、坐禅に関して違うのは曹洞宗が面壁(壁に向かって坐る)のに対して、臨済宗は人と向かい合って坐る。
巡香(直堂)の歩いている足元が見える。
ちょっと目を上げれば、向かい側の人が見えてしまう。
それと、坐蒲の形が曹洞宗は丸くてふかふかなのに対し、臨済宗は四角い薄い枕のような坐蒲を使用する。おのずと、坐り方(体重のかけ方)も変わってくる。

しかし、坐禅を組めば瞬時にその心境に落ち着くので、何も気にはならなかった。
天気も雨で、とても気持ちが良い。
「使命」について考えてみた。
私は、誰を幸せにできるだろう?一人を?みんなを?
というようなことを考えて坐った。

坐禅が終わった後、私は足もしびれず余裕で立ち上がったが、受講生のおじさん連中はしばらく苦しんでいた(笑)。
ちょっとした優越感かも?
(普段、もっと痛い思いしてるからね!)

講和に戻ったとき、老師さまが、「この中で一番きちっと坐れてたのは彼女だね。始まってからスッと坐れてた。」とおっしゃってくれた。
「もう一人、黒い服の彼もね。とても良く座れてた。」
そのもう一人という人も、聞いたら大学が駒沢で、大学時代は良く坐らされていたのだという。
どうりで坐相が良いわけだ。
老師様が「ずいぶん気持ちよさそうに坐ってたね〜」とあとで声をかけてくださった。
気持ち良いとは感じてないけど、仕事の最中に坐れることは嬉しかった。

あと、疑問だった臨済宗の警策の受け方もわかったし。

とりあえず、ずっと坐ってきたことが人に伝わる程度になったことが嬉しかった。

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